2010年06月06日
NEC製ルータのアドレス変換問題と解決(2)
前回の続きです。
(3) 質問してみた
某Q&Aサイトにて、状況を説明して質問してみました。
問題はLAN側からのリクエストを自宅サーバにフォワード(転送)してくれないこと。
解決の条件として、(1)ルータの変更は不可であること(au光に繋がらなくなるから)、(2) hosts ファイルに記載する解決策は使えないこと、です。
得られた回答は、予想通り「自宅内向けのDNSサーバを立てるしかない」というものでした。要は iPod touch 自身がドメイン名を自宅サーバのIPアドレスに変換できない( hosts を設定できない)なら、DNSサーバを立てて変換させてしまえ、ということで、しごく自然で全うな解決策です。
でも、面倒過ぎて手間と効果の割が合いません。
(4) 無線LANアダプタ購入
ところで最近、まったく別の目的で、USBの無線LANアダプタを購入する必要がありました。PCデポで物色したところ、安くて良さそうだったのが、
PLANEX GW-US54GXS
だったので、たしか1,400円くらいで購入。価格.com だと最安値で1,000円を切ってます(6/6現在)。
この無線LANアダプタ。無線LAN子機の機能のほかに、アクセスポイントとしても使用できます。最近のはそういうのも多いですね。
で、このアクセスポイント機能を使えないかと考えました。
(5) 実験
使用したマシンは自宅サーバとは別のメインPC。WindowsXP で hosts にはドメイン名と自宅サーバのIPアドレスを登録しています。
普通にドライバをインストールして、無線LANアダプタをUSBに接続。
設定ツールで、アクセスポイントモードにしてブリッジ先をPCの有線LANアダプタにします(この有線LANの先には無線LAN子機が繋がっていて、無線LAN経由でルータに繋がっています)。

設定が終わったら、iPod touch の無線LAN接続先を、このアダプタに変更してアクセス。うーん、やっぱりうまくいきません。
http://forester.jnz-photo.com/blog/ にアクセスすると、ルータから File not found のエラーが出てしまいます。失敗、失敗。
どうやら、ブリッジの設定をすると、何も考えずにLANアダプタに送ってしまうようです。
(6) 実験その2と解決
他に方法はないものか。要するに無線LANアダプタを挿したPCの hosts を見てもらいたいわけです。
そこで、PLANEXのFAQにある
「ルータがない場合の設定について :GW-US54GXS」
を参考に、ネットワーク共有を利用してみることにしました。
まず、ルータに接続している有線LAN側のネットワーク共有を有効にします。
インターネット接続の共有にチェック

さらに、無線LANアダプタの設定ツールで、ブリッジを「なし」に変更。

さて、iPod touch からアクセスすると、ちゃんと自宅サーバがドメイン名でアクセスできるようになりました!(わーい)
ネットワーク接続の共有を使うと、ちゃんと hosts テーブルを見てくれるようです。当たり前と言えば当たり前ですけど。当然、外部のサイトへのアクセスもちゃんとできます。ネットワーク接続をPCに肩代わりさせているわけですね。
(7) 残る問題は...
問題といえば問題がひとつ。
無線LANアダプタの設定ツールは、PCでログインしていないと動かないようです。試しにWindowsXPのタスク機能をつかって、スタートアップメニューからではなくPC起動時に設定ツールも起動するようにしてみましたが、うまくいきませんでした。残念。
ただ、今後の運用としては自宅サーバ自身に、この無線LANアダプタを挿しっぱなしにしてしまうつもりでいるので、自分的には問題になりません。別の理由で自宅サーバは今までもログイン状態で動かすようにしているので。
あともうひとつ。上記のFAQページにもありますが、この使い方はメーカ動作保証範囲外ということも、いちおう問題点としておきましょう。
(8) まとめ
とにもかくにも、Atermを使用しているとLAN側から自宅サーバにアクセスできない、という問題は解決です。自宅で寝転びながら iPod touch で自宅サーバにアクセスすることも外部にアクセスすることも、自由にできるようになりました。
Atermじゃなければこんな苦労はいらないのですが、まあ解決したからいいや。終わり良ければ全て良し。めでたし、めでたし。
2010年06月06日
NEC製ルータのアドレス変換問題と解決(1)
- JNZ
- 01:51
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- 10.PC系
なんだか論文風のタイトルですけれど、光回線をau光に変えてから頭を悩ましていた問題が解決したので、まとめておきます。
自宅サーバーを立てていて、かつNEC製ルータを使う場合に発生する問題なので、けっこうレアケースだとは思いますが、
きっとそのうち誰かの役に立つことでしょう。
(1)発端
もともと光回線はSo-netで東京電力の回線を使っていたのですが、2007年にKDDIに事業が譲渡されて、さらにSo-netのTコース(東京電力)がサービスを停止するということで、最近になって案内のまま特に何も考えずにKDDIのau光ギガ得プランに変更をしました。
ところがこれが罠だった!
(2) 問題
au光ギガ得プランは、これまでの(東電の)サービスと違って、KDDIが貸し出すルータ(ホームゲートウェイ)を使わないと接続できません。しかも指定されている機種がNECのAterm BL190HW。
NECのルータは以前使ったことがあるのですが、ある問題があって使用をやめたことがあります。その問題とは一言で言うと、
「LAN側からアクセスされたリクエストをフォワードしてくれない」
というものです。
私は自宅サーバを立てていますが、外部から jnz-photo.com というドメインで我が自宅サーバにアクセスしてもらうためには、DNSに登録する必要があります。それによって、ドメイン名がグローバルIPアドレスに変換されるわけです、外部のPCからのリクエストは、グローバルIPアドレスが分かれば自宅にあるルータのWAN側回線までたどり着けます。
さて、WAN側までたどりついたのは良いのですが、今度はリクエスト先がLAN側に接続されているどのPCなのかが分からなければ、リクエストが自宅サーバに届きません。その変換をするのがポートマッピング機能とかポートフォワーディング機能とか呼ばれているものです。ルータに「こういうリクエストが来たら、このIPアドレスに送ってね」という設定をしておくわけです。これで初めて、外部からのリクエストが自宅サーバに届くことになります。
さてAtermの問題は、ポートマッピング機能に「○○というリクエストがあったら自宅サーバのIPアドレスに送ってね」という設定をしたときに、LAN側から○○というリクエストがあっても、自宅サーバのIPアドレスに送ってくれないのです。
仮にWAN側アドレスを 100.100.100.100、自宅PCのアドレスを 192.168.0.111 としましょう。
外部のPCから 100.100.100.100 のアドレスに送られたリクエストは、ちゃんと 192.168.0.111 に送ってくれます。
ところが、LAN側から 100.100.100.100 のアドレスに送られたリクエストは、ポートマッピング機能で転送してくれず、そのまま100.100.100.100のアドレスを持つ機器、すなわちAtermが受け取ってしまいます。当然、http でリクエストしてもページが見つからないというわけです(設定用にHTTPサーバはルータ内で動いています)。
少しネットワークを知っている人なら、内部のPCには hosts に
192.168.0.111 www.jnz-photo.com
とか、書いておけばよいと思うでしょう。実際、PCではそうしています。でも iPod touch では、そうはいきません。hosts の変更ができないのです。仮にできたとしても、自宅にいるときと外出先で無線LANを使うときとで、いちいちhostsを書き換えるのは面倒です。
光回線 --- ルータ(Aterm) --- 無線LANホスト --- 自宅サーバ/iPodなど
となっているときに、iPod からは外部のWebサイトは見えますが、自宅サーバにはアクセスできないというマヌケなことになってしまいました。自宅サーバではメールサーバも動いていますが、同様にiPodからアクセスできず、メールが読めません。困ったものです。
au光ギガ得プランに変える前は自由にルータを選べたので、コレガのルータを使用していました。コレガのルータではLAN側からのリクエストでも、ちゃんと自宅サーバに転送してくれたので、何の問題もなかったのです。
Atermシリーズは以前からこのような動きをしていました。何らかのポリシーがあるのだと思いますが、自宅サーバーを構築する上では、なんとも使いにくいルータではあります。
(解決編に続く)
2010年05月16日
EYE-FI カードを買いました。
EYE-FI カードを買いました。

リンク先を見てもらえば分かりますが、要するにデジカメで撮影した写真を、無線LAN経由で自動的に共有サービスまたはPCにアップロードするというものです。
5/20に新製品が発売されることもあって、yodobashi.comで安くなっていたので、こちらを購入。新製品の方がスピードがかなり改善されているらしいですが、目的はVGA程度のJPEGなので、お試しとしてはこちらで充分でしょう。使ってみて「これは使える!」となったら、新製品のRAW対応版を購入するかも知れませんけど。
で、目的は iPod touch のカメラ代わり。
iPod touch で twitter など遊びまくっていますが、写真を投稿しようとするとかなり面倒。カメラが付いていないからね。普通の手順だと...
(1) デジカメで撮影
(2) SDカードを抜く
(3) SDカードをカードリーダに挿す
(4) PCに取り込み
(5) PC上から Twitter でつぶやく
という手順を踏むことになります。面倒な上に、PCの無い環境では画像の投稿は不可能です。
そこで考えたのは、この EYE-FI カードを使って、
(1) デジカメで撮影( 自動的に共有サービスに転送)
(2) iPod touch で写真を取得
(3) twitter でつぶやく
という手順。このEYE-FIカードは公衆無線サービスは使えません(ID/パスワードの入力ができないため)が、イーモバイルの Pocket Wi-Fiを使えば問題なし。どこでも使えます。
で、実験。設定は特に難しいことなく終了。無線LANの暗号キーを設定して終わりです。そうそう、ホスト側でMACフィルタを使っている場合には、EYE-FIカードのMACアドレス登録もしなくちゃ。
次に、共有サービスの設定。これもIDとパスワードを設定するくらいです。今回はFlickrを選択。
カメラはCASIOのEX-FC100。EYE-FI機能に対応していて、ファイル送信しているときには液晶画面に状況が表示されます。
実際に撮影してみると、案外とすぐに送信されます。送信タイミングがどうなっているのか分かりませんけど。家の中ではイーモバの電波が入らないので、まだPocket Wi-Fiは使っていませんが、自宅の無線LANでは問題なく動作しています。なかなか良い感じ。
さらに手順を減らそうと、ServersManを使って、カメラから直接iPod touch に送る実験もしてみました。目論んでいたのは以下の手順。
(1) デジカメで撮影( 自動的に iPod touch のカメラロールに転送)
(2) twitter でつぶやく
こちらも問題なく送れますが、直接カメラロールのフォルダに入れると iPod touch 側の写真一覧でサムネイルがうまく表示できませんでした。あら残念。ファイル名が違うからかなあ?
他のフォルダに入れておいて、カメラロールに保存というのができればよいのですが、ServersMan の iPhone ソフトでは、それがどうもできなさそうだし、どのみちそれでは Flickr経由と手数が同じなので意味が無い。なので、こちらはちょっと諦めかな。とりあえずはFlickr経由の使い方になりそうです。
なお、iPhoneにすればいいじゃん、という突っ込みは無しの方向で。
2010年03月29日
iPod touch を買いましたが...
今さらながらではありますが、iPod touch を買いました。2009late版(?)の32G。
携帯キャリアはauなので、iPhone ではないのです。
お手軽端末+MP3プレーヤーの位置づけ。ネットにはすでに持っている E-MOBILE の Pocket WiFi を使います。
で、昨日からいろいろいじくりまわしているわけですが、ほとんど不満はありません。凝ったことをするつもりもないので、WebとメールとTwitterあたりができれば充分です。
ただ、ひとつだけ大きな不満が...
肝心のMP3再生で、同一アーティストのアルバムだけを連続再生することができないみたいですね。これは不便。アーティストを選択してアルバム一覧で「すべて」を選択すると曲名がアルファベット順で出てくるんでやんの。どこの世界にアルファベット順に曲を聴きたいやつがいるんよ。そんなABC順や五十音順なんて検索結果の表示のときだけにしてくださいな。
だいたい Classic というか、もうひとつ持っている iPod第5.5世代では可能なのにね。まったく外人のやることは理解ができん(偏見)
ってことで、アーティスト単位でプレイリストを作るはめになって、うんざりしているところです。
他の部分はけっこう気に入ったので、とっても惜しい欠点です。
2010年03月19日
STARLIGHT mini
よく使わせてもらっている The Moon Age Calendar さんのところから、ブログパーツを貼らせてもらいました(左側の「STARLIGHT mini」)。
いろいろ遊べるので、クリックしてみてくださいね。楽しいです。
2010年03月09日
TSCCその後
- JNZ
- 01:31
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- 40.映画・TVシリーズ関連
ターミネーター サラ・コナー クロニクルズ。「TSCC」と略すんだそうな。
第8話まで見ました。ファーストシーズンは残り1話らしいですが、だんだん観るのがつらくなってきた。
設定に無理がありすぎ。登場人物の行動に不可解な点が多すぎる。それが伏線になっているなら良いですよ。でも、伏線なんかとはぜんぜん関係ないところで不可解な行動を見せられると、どうにもストーリーに集中できません。たとえば、T-888のチップをキャメロンが解析に手間取っているのに、なぜジョンがすぐ解析できてしまうのか。街中でどうどうと信号機のBOXを開けて少年(ジョン)がPCをつないでいるのに、なぜ周囲の誰も通報しないのか。市役所のシステムセンターに防犯装置は無いのか?もしも防犯装置をサラ達が切ったのなら、その時点で警備員がなぜ駆けつけないのか?切られたことも分からないようなチープな防犯装置ですか?あれだけ目撃されて、なぜ警察が捜査に乗り出してサラ達を捜索しないのか。支離滅裂です。
それと、最初と最後のサラのモノローグが、なんとも耳障り。だいたい長い台詞やモノローグが多いドラマって、たいてい陳腐ですよね。作品にこめるメッセージは、演出・演技であらわすべきで、それができないから台詞やモノローグでカバーしようとするわけで。映画版ターミネーターにも、サラのモノローグはありますけれど、あれはTVの倍以上の長さの映画だからバランスが取れているわけですよ。
この先は観ないだろうな。
2010年03月07日
スタートレック新作映画のノベライズの翻訳(3)
- JNZ
- 00:35
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- 41.STARTREK
続きです。
前回のエントリーでのスポックの台詞。
「大声でこの問題を繰り返しているのは、おそらくその点についての妄執があるからだろうな」 スポックは答えた。「きみの通信能力は、きみのクラスの生徒たちと同等と判断している」
ですが、原書ではこうなっています。
"Vociferously and repeatedly, perhaps even to the point of obsession," he admitted. "Your ability to communicate in that regard was the equal of any of your classroom efforts."
うーん、よく分からん(爆)
英語力無いんで、自信なくて書くのやめようかと思ったくらいなんですが、直訳すると
「大声、繰り返し、おそらく執着にまで...」 彼は認めた。「きみの通信に関する能力は、きみのクラスのいかなる活動にも匹敵するものだ」
って感じじゃないんですかねえ。どうも classroom efforts にうまい訳が見つかりませんけど。
いやー、どうも自信持てないなあ。どなたか教えてください(爆)
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いづれにしても、翻訳が本のとおりだとするなら、
「大声でこの問題を繰り返しているのは、おそらくその点についての妄執があるからだろうな」 スポックは答えた。「きみの通信能力は、きみのクラスの生徒たちと同等と判断している」
のあとの、
ウフーラは一歩詰め寄った。スポック以外の者なら、それが威嚇だとわかっただろう。
「それでも、わたしはファラガットに赴任させられるのですか?」
で、「ウフーラは『無視して』一歩詰め寄った」にしておかないと、わけが分からなくなります。なぜなら、次の「それでも」に繋がらないからね。原文は「Ufula took a step forward」だから「無視して」なんて入っていないけど、補完したくなりますよね。





